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君が代

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君が代千代に八千代にさざれ石いわおとなりてむすまで」という日本の国歌を小学校の生徒達が歌っているのをよく耳にすることがあると思いますが、どんな意味の歌か、ご存知ですか。
君が代」とは、あなたの時代という意味で、「千代に八千代に」とは千年も八千年もの間という意味です。
そして、小さな石が集まり、大きなとなって、その苔が生える、そんなに長い間まで、という意味です。
つまり、あなたの時代が、千年も八千年も続き、小さな石が集まり大きなとなりその苔が生えるような長い間続きますように、という意味の歌です。
この歌は、「古今和歌集」と言って、10世紀天皇の命令により作られた和歌集の中からとった一首です。
古今和歌集」では、「わが君は千代に八千代にさざれ石のいはほとなりてこけのむすまで」とありました。
これは、「わが君」、つまり私のお仕え申す御主人が何年も何年も健康長生きできますようにと歌った歌ですが、その「わが君は」の「わが」を省き、「君が代は」と直したものです。
明治13年に、林広守という宮内庁勤めていた音楽家が、これに合った日本的なを作って付けました。
1893年、何かの童謡国民唱歌定められた時に、「君が代」も正式に日本国歌として認められました。
国歌の歌の内容だけではなく、短歌は五七五七七といって、ヨーロッパやの国の詩の型とは全く違った日本独特のもので、日本の文化表し世界的に優れた国歌の一つだと思います。
今度、オリンピックや大相撲閉会式などで演奏される「君が代」を耳にする時には、その意味歴史思い浮かべてみて下さい