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紫式部と言えば対語のように言われる天才女流作家に清少納言という人がいます。 紫式部と言えば対語のように言われる天才女流作家に清少納言という人がいます。 紫式部と言えば対語のように言われる天才女流作家に清少納言という人がいます。 紫式部と言えば対語のように言われる天才女流作家に清少納言という人がいます。 | |
There is another talented female writer, Sei Shōnagon, whose name almost always comes up whenever one speaks of Lady Murasaki. | |
紫式部は「源氏物語」で有名ですが、清少納言は「枕草子」という随筆集で有名です。 紫式部は「源氏物語」で有名ですが、清少納言は「枕草子」という随筆集で有名です。 紫式部は「源氏物語」で有名ですが、清少納言は「枕草子」という随筆集で有名です。 紫式部は「源氏物語」で有名ですが、清少納言は「枕草子」という随筆集で有名です。 | |
While Lady Murasaki is renowned for her novel, "The Tale of Genji," Sei Shōnagon is famous for her essay collection, "Pillow Book." | |
これは「源氏物語」とだいたい同じ頃にできた日本最古の随筆です。 これは「源氏物語」とだいたい同じ頃にできた日本最古の随筆です。 これは「源氏物語」とだいたい同じ頃にできた日本最古の随筆です。 これは「源氏物語」とだいたい同じ頃にできた日本最古の随筆です。 | |
It is the oldest essay collection in Japan, created about the same time as "The Tale of Genji." | |
清少納言も、紫式部のように文才に秀でた歌人を父に持ち、宮仕えをした人です。 清少納言も、紫式部のように文才に秀でた歌人を父に持ち、宮仕えをした人です。 清少納言も、紫式部のように文才に秀でた歌人を父に持ち、宮仕えをした人です。 清少納言も、紫式部のように文才に秀でた歌人を父に持ち、宮仕えをした人です。 | |
Like Lady Murasaki, Sei Shōnagon served at court and had an extraordinarily skilled poet for a father. | |
紫式部が一条天皇の中宮、彰子に仕えたのに対し、清少納言は一条天皇の中宮、定子に仕えました。 紫式部が一条天皇の中宮、彰子に仕えたのに対し、清少納言は一条天皇の中宮、定子に仕えました。 紫式部が一条天皇の中宮、彰子に仕えたのに対し、清少納言は一条天皇の中宮、定子に仕えました。 紫式部が一条天皇の中宮、彰子に仕えたのに対し、清少納言は一条天皇の中宮、定子に仕えました。 | |
As opposed to Lady Murasaki, who served Emperor Ichijō's empress, Shōshi, Sei Shōnagon served Emperor Ichijō's empress, Teishi. | |
彰子は藤原道長の娘にあたる人で、定子は道長の兄、道隆の娘でした。 彰子は藤原道長の娘にあたる人で、定子は道長の兄、道隆の娘でした。 彰子は藤原道長の娘にあたる人で、定子は道長の兄、道隆の娘でした。 彰子は藤原道長の娘にあたる人で、定子は道長の兄、道隆の娘でした。 | |
Empress Shōshi was the daughter of Fujiwara no Michinaga and Empress Teishi was the daughter of Michinaga's older brother, Michitaka. | |
はじめ、関白、道隆の勢力は非常に盛んだったのですが、道隆の死後、道長が急に力を増し、定子の身の上にもいろいろな不幸が起こりました。 はじめ、関白、道隆の勢力は非常に盛んだったのですが、道隆の死後、道長が急に力を増し、定子の身の上にもいろいろな不幸が起こりました。 はじめ、関白、道隆の勢力は非常に盛んだったのですが、道隆の死後、道長が急に力を増し、定子の身の上にもいろいろな不幸が起こりました。 はじめ、関白、道隆の勢力は非常に盛んだったのですが、道隆の死後、道長が急に力を増し、定子の身の上にもいろいろな不幸が起こりました。 | |
At first, Regent Michitaka's power flourished greatly, but after Michitaka's death Michinaga grew quickly in power, and Empress Teishi suffered a variety of unhappy experiences. | |
しかし、清少納言は忠実に定子に仕え続けたのです。 しかし、清少納言は忠実に定子に仕え続けたのです。 しかし、清少納言は忠実に定子に仕え続けたのです。 しかし、清少納言は忠実に定子に仕え続けたのです。 | |
Sei Shōnagon, however, continued to serve the empress faithfully. | |
このように宮仕えする間に観察したこと、考えたことを知性的に、気の向くままに書き続けていきました。 このように宮仕えする間に観察したこと、考えたことを知性的に、気の向くままに書き続けていきました。 このように宮仕えする間に観察したこと、考えたことを知性的に、気の向くままに書き続けていきました。 このように宮仕えする間に観察したこと、考えたことを知性的に、気の向くままに書き続けていきました。 | |
She recorded her observations and thoughts while in service with wit, letting her mind flow freely. | |
ある程度、作り物である小説とはまた趣の違う文章で、自然や人生、社会に対する筆者の率直な感想や思想をくみ取ることができます。 ある程度、作り物である小説とはまた趣の違う文章で、自然や人生、社会に対する筆者の率直な感想や思想をくみ取ることができます。 ある程度、作り物である小説とはまた趣の違う文章で、自然や人生、社会に対する筆者の率直な感想や思想をくみ取ることができます。 ある程度、作り物である小説とはまた趣の違う文章で、自然や人生、社会に対する筆者の率直な感想や思想をくみ取ることができます。 | |
Her style had a different tone than the novel form, which is to some extent fictional. One can glean from her writings the candid ideas and feelings of the author toward nature, mankind and society. | |
例えば、11世紀も初めの頃に、清少納言は既に男性と女性の間の不公平さ、性別による人生における進路の相違を矛盾としてあげています。 例えば、11世紀も初めの頃に、清少納言は既に男性と女性の間の不公平さ、性別による人生における進路の相違を矛盾としてあげています。 例えば、11世紀も初めの頃に、清少納言は既に男性と女性の間の不公平さ、性別による人生における進路の相違を矛盾としてあげています。 例えば、11世紀も初めの頃に、清少納言は既に男性と女性の間の不公平さ、性別による人生における進路の相違を矛盾としてあげています。 | |
For example, Sei Shōnagon pointed out as early as the beginning of the 11th century the inequality between men and women and the diffference in life depending on gender. | |
「枕草子」は319段から成りますが、「春はあけぼの」で始まる有名な第一段を次に例としてあげておきます。 「枕草子」は319段から成りますが、「春はあけぼの」で始まる有名な第一段を次に例としてあげておきます。 「枕草子」は319段から成りますが、「春はあけぼの」で始まる有名な第一段を次に例としてあげておきます。 「枕草子」は319段から成りますが、「春はあけぼの」で始まる有名な第一段を次に例としてあげておきます。 | |
"Pillow Book" consists of over three hundred sections, but I will provide as an example her famous first section which begins with the words, "In spring it's the dawn." | |
11世紀の日本に生きた一人の女性の鋭い観察、表現の簡潔さを感じ取って下さい。 11世紀の日本に生きた一人の女性の鋭い観察、表現の簡潔さを感じ取って下さい。 11世紀の日本に生きた一人の女性の鋭い観察、表現の簡潔さを感じ取って下さい。 11世紀の日本に生きた一人の女性の鋭い観察、表現の簡潔さを感じ取って下さい。 | |
Try to grasp the pithiness of the sharp observational expressions of a woman who lived in eleventh century Japan. | |
春はあけぼの。 春はあけぼの。 春はあけぼの。 春はあけぼの。 | |
In spring it's the dawn. | |
やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、むらさきだちたる雲の細くたなびきたる。 やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、むらさきだちたる雲の細くたなびきたる。 やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、むらさきだちたる雲の細くたなびきたる。 やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、むらさきだちたる雲の細くたなびきたる。 | |
Gradually it becomes lighter, and the edge of the mountain begins to glow slightly; purple tinted clouds stretch thinly. | |
夏はよる。 夏はよる。 夏はよる。 夏はよる。 | |
In summer, it is the nights. | |
月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。 月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。 月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。 月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。 | |
It is charming when there is a moon, but more charming yet: a dark night with many fireflies flitting about. | |
また、ただひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。 また、ただひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。 また、ただひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。 また、ただひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。 | |
It is also beautiful when only one or two fireflies fly about glowing dimly. | |
雨など降るもをかし。 雨など降るもをかし。 雨など降るもをかし。 雨など降るもをかし。 | |
Also lovely is a rainy night. | |
秋は夕暮。 秋は夕暮。 秋は夕暮。 秋は夕暮。 | |
In autumn, evenings are most attractive. | |
夕日のさして山のはいとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、みつよつ、ふたつみつなど飛びいそぐさへあはれなり。 夕日のさして山のはいとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、みつよつ、ふたつみつなど飛びいそぐさへあはれなり。 夕日のさして山のはいとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、みつよつ、ふたつみつなど飛びいそぐさへあはれなり。 夕日のさして山のはいとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、みつよつ、ふたつみつなど飛びいそぐさへあはれなり。 | |
As the evening sun approaches the mountains' edge, it is even moving [to see] crows in threes and fours, or twos and threes, flying hurriedly back to their nests. | |
まいて雁などのつらねたるがいと小さく見ゆるはいとをかし。 まいて雁などのつらねたるがいと小さく見ゆるはいとをかし。 まいて雁などのつらねたるがいと小さく見ゆるはいとをかし。 まいて雁などのつらねたるがいと小さく見ゆるはいとをかし。 | |
Even more charming is a formation of geese looking very small. | |
日入りはてて、風の音、虫のねなど、はた言ふべきにあらず。 日入りはてて、風の音、虫のねなど、はた言ふべきにあらず。 日入りはてて、風の音、虫のねなど、はた言ふべきにあらず。 日入りはてて、風の音、虫のねなど、はた言ふべきにあらず。 | |
And there is no way to describe the sound of the wind and the singing of insects after the sun has set completely. | |
冬はつとめて。 冬はつとめて。 冬はつとめて。 冬はつとめて。 | |
In winter, it is the early morning. | |
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるもいとつきづきし。 雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるもいとつきづきし。 雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるもいとつきづきし。 雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるもいとつきづきし。 | |
There is no describing a morning after a snow; when the frost is very white, or even when that is not so, but it is very cold, the way the servants bustle about hurriedly stirring up the fire and bringing charcoal seems most fitting. | |
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。 | |
What a bad feeling it brings, however, when midday comes around and the coals have turned to lukewarm ashes in the brazier. |